フェリシテエペルペチュ　Felicite et Perpetue

品種の解説

濃いピンクのかわいい蕾が開くと、不思議なことに、花は純白！つぼみの時のあの色はどこに行ってしまうのでしょう。
花径５ｃｍほどの花ですが、40枚もの花弁をぎっしりと詰め込んで、かわいらしいポンポン咲きで咲かせます。５～１０輪ほどの房咲きなので、春の開花時はちっちゃな丸い蕾とポンポンと咲く花と、とっても可愛らしい景色になります。
長楕円形の葉はきれいな照り葉で、遅くまで落葉しない半常緑なんです。これは、交配親の影響かも。地中海沿岸地域に自生している常緑種「エバーグリーン」の常緑性を受け継いでいるようなんですよ。
樹形は横張りで、とても枝数が多く、細い枝が長く伸びて枝垂れ、４ｍほどよく伸びるので、壁面やパーゴラなど、広い面をカバーするのにぴったりです。
シュートの発生も良く、強健品種で病気にも強いので、育てやすいですよ。ポリアンサ系で人気のリトルホワイトペットはこのバラの枝変わり品種だといわれています。
春の開花の遅い、遅咲き品種です。